\ 琉球風水志 シウマの占いページはこちら /

報道ステーションの印象操作問題から見る切り取り報道問題と「報道しない自由」

もくじ

世耕弘成議員が報道ステーションの報道を批判

世耕弘成議員が報道ステーションの報道を批判

  • 世耕議員の桜の会発言を切り取り報道したテレビ朝日が謝罪・繰り返される切り取り報道
  • 桜田元五輪相の「がっかり」はメディアの切り取り・NHKも切り取り報道をしている疑い
  • 「報道しない自由」をうたってマスコミは都合のよい報道を続けている

世耕弘成(せこうひろしげ)参議院議員自民党幹事長は自身のツイッターで、12月10日にテレビ朝日のニュース番組で伝えられた自身の発言が、テレビ局側の都合のいいように編集された印象操作だとして抗議しました。 テレビ朝日は、番組の内容が視聴者に誤解を招いたとして、同11日にテレビ朝日報道局長が幹事長室に来訪し謝罪しました。

批判された報道ステーションの切り取り

世耕弘成議員は、定例の記者会見で「桜を見る会」についての記者の質問に答え「総理は丁寧に説明した」と発言し、また会見終了後に「よいお年を」と笑いながら記者らと雑談を交わし退席していきました。 その2つの場面を切り取って、「桜を見る会騒動はもう終わった」と世耕弘成議員が認識しているかのような報道がなされました。 <世耕大臣の該当ツイートはこちら>

報道ステーションは翌日謝罪

世耕弘成議員の怒りは収まらず、自身のツイッター当該の動画をアップしました。この批判に対しテレビ朝日側も直ぐに対応し、報道の翌日にテレビ朝日報道局長が直々に幹事長室を来訪して謝罪しました上で、放送内で訂正すると約束しました。 世耕弘成議員はツイッターでこの件に触れ、「放送内容を見て、謝罪を受け入れるか検討する」とし結論を保留しました。 この様なニュース番組の印象操作は度々問題なっており、特に国会議員の言動に多く見られます。今回の様に迅速に謝罪し、しかも報道局のトップが直接謝罪するのは異例のことです。

今までにもあったマスコミの切り取り報道

マスコミの切り取りで目立つのは国会議員のインタビューで見られる所謂「かこみ取材」です。 これは正式な会見ではなく立ち話しの状態で記者に囲まれて取材を受けるのですが、ここでの発言が切り取られ問題になったケースも少なくありません。その例を紹介します。

桜田五輪相の「がっかり」発言

切り取り報道で記憶に新しいのは、桜田義孝元五輪大臣の「がっかり」発言です。 これは、2020年東京五輪で競泳女子の金メダル候補だった池井璃花子選手が白血病であることが分かり、出場が危ぶまれていることに対するコメントを求められた時でした。 実際の発言では初めに「早く治ってほしい」と病気を気遣かったのですが、その後の「がっかり」だけが切り取られ、命よりもメダルが大事なのかとメディアから激しくバッシングされ辞任に追い込まれました。

NHKの切り取り報道

NHKは公共放送として公平中立な放送をすることが建前ですが、切り取り報道に関してはよく話題となっています。 3月1日に行われた新年度予算案の審議では、新年度予算案の衆院通過をめぐる与野党の攻防があった衆院総務委員会で、立憲民主党の小川淳也議員が壇上で水をのむ場面を繰り返し映し、議長から注意された部分を切り取って放送しました。 また、数年前から話題になっている森友学園問題などをは、国会審議や答弁を意図的に切り取り編集し放送していた疑惑が持たれています。

「報道しない自由」

メディアやSNSなどで「報道しない自由」というワードをよく目にします。特定の政党に不利なことは報道を控えるということを揶揄した言葉ですが、本来のマスコミの役目は権力の監視です。 これが事実であればメディアの存在意義を問われる重大事ですが、本当にそのようなことが起きているのでしょうか。

政治的圧力も一因か?

メディアの報道しない自由は、政治的圧力も一因といわれています。よく耳にするのは安倍政権による圧力の疑いです。安倍政権は2012年から今日まで続いており、歴代2位の長期政権です。 そのためか、何かと安倍政権の陰謀説が飛び交い報道されてきました。アベノミクスの効果を水増ししている、閣僚の不祥事を隠しているなど疑惑は枚挙にいとまがありません。 一方で、野党も関西の反社的労働組合「関西生コン支部」で、80数名が逮捕されていることを報道しないように圧力をかけている疑惑を持たれています。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

もくじ
閉じる