秋元司氏の法人とパチンコチェーンの株式会社ガイアの取引が疑われ家宅捜索。今世紀最大級の汚職事件の予感。

秋元司容疑者は、カジノがらみの企業だけでなくパチンコ業界やドラックストア業界団体、医療法人などからも支援を受けていました。 同氏はIRを推進する超党派の国際韓国産業振興議員連盟（IR推進議連）に参加しており、それ以前にはパチンコ業界のアドバイザーも務めていました。 その期間だけでもパチンコ業界団体などから、寄付金やパーティー券購入などの支援を受けており合わせて1400万円を受け取っていました。

自民党内に設置されている所謂「パチンコ議連」は、パチンコ業界からのパチンコ利権目当ての議員連合といわれ、政治資金を集める役割を担っているようです。 一方で、パチンコ業界は新設されたパチンコ規制に苦しめられており、1995年に1万8244店舗あったパチンコ店が2016年には1万件を割っています。 こうした背景から、パチンコ業界が政治家の権限を使いIR施設に何らかの関りを持とうとしても不思議ではありません。特にパチンコ台業界はスロットルマシーンなどの製造、販売の利益に期待しています。

秋元司容疑者の逮捕は、このIR利権問題の入り口に過ぎないといわれています。この事件の関係先として、自民党の白須賀貴樹（しらすかたかき）衆議院議員や同じく自民党の勝沼栄明（しげあき）前衆議院議員の事務所も家宅捜索を受けています。 また、特捜部は贈賄容疑で500ドットコムの関係者らも逮捕し、一部の容疑者は利益供与を認める供述をしているようです。 秋元司容疑者は、北海道留寿都村や沖縄への誘致に前向きだったといわれ、逮捕前には現地視察や基調講演などを行っています。講演には大物議員の姿も見られたとの噂もあり、今後の捜索次第では大疑獄汚職事件に発展する可能性もあります。