安倍首相がGWのオンライン帰省を呼び掛け
1分でわかるニュースの要点
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安倍首相がGWのオンライン帰省を呼びかけた
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オンライン帰省はGWの人の移動を抑制するための提案
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人の接触を8割減らし緊急事態宣言を終わらすのが目標
GWの人の移動を避けたい政府
安倍首相は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、GWの人の移動を避け接触8割減を目指すと発表しました。 4月7日に緊急事態宣言が発令され、各方面に自粛要請が出されて2週間が経過した今、首相は「今が非常に大切な時期だ」と強調しています。政府は緊急事態宣言を早めに終わらせることができるよう、GWの国民の動きを意識している様子です。
オンライン飲み会などを参考に帰省もオンラインで
GWには多くの人の移動が懸念される中、政府は帰省する人々の動きを特に心配している様子です。地方の病院や診療所は、場所によっては新型コロナウイルス感染症に対する治療体制が整っていないところもあるので、政府は感染拡大を防ぎたいという想いがあると考えられます。 人と人の接触を避けるため、政府はオンライン飲み会などを参考にし、オンラインで帰省することを提案しました。
ZoomやSkype、LINEなどを使ったオンライン飲み会
新型コロナウイルスの流行以来、人々の中でZoomやSkype、LINEなどを使用する機会が増えています。このようなオンラインビデオアプリは、オンライン会議のようにビジネスの場面だけではなく、オンライン飲み会などの交流にも使われています。 人と人が距離を縮めて密接になるのを防ぐためにも、政府はオンラインビデオアプリを活用して、帰省にも活用しようと呼びかけています。
人の移動を抑制するための施策
政府はGWの人の移動を抑制するために、各方面に対して様々な施策を呼びかけました。 高速道路の休日割引の中止、新幹線の臨時列車の運休など、人との接触を極力避け、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐことを目指しています。
高速道路は休日割引を実施せず
高速道路会社は、GW期間中の休日割引を実施しないことを発表しました。併せて、パーキングエリアやサービスエリア内のレストランなども営業時間が短縮されることが予想されます。 これは国土交通省が高速道路会社などに呼びかけて行われた措置であり、GW期間中の人の移動を抑制することが目的だと考えられます。
新幹線は臨時列車を運休
GW期間中の新幹線の臨時列車も運休する予定です。 多くの人の新幹線の利用に備える目的で、毎年GWには臨時列車が運行していましたが、今年は新型コロナウイルスを感染拡大させることに繋がる危険が予測されるため、一部の新幹線では運行を取りやめることを発表しています。この取り決めも、人の移動を抑制するのが狙いです。
名古屋駅では検温も
名古屋駅ではGW期間中、新幹線から降りた利用者を対象に検温を実施することで、新型コロナウイルスの感染予防をする予定です。 検温は非接触型の体温計を使用し、熱が高かった利用者には医療機関などを紹介すると発表しています。名古屋駅は併せて、咳エチケットや不要不急の外出自粛など、新型コロナウイルスに対する啓発活動も実施する予定です。