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アベノマスクに効果はあったのか?市場価格の下落に一役も国民の不満は減らず。

もくじ

アベノマスクに効果はあったのか?

1分で分かるニュースの要点

  • アベノマスク466億円の効果は
  • アベノマスクが転売ヤーを撃退した?
  • 布マスクは大きな飛沫を防止し感染者を減少させる

巨額の費用を注ぎ込んでいるアベノマスク

4月1日安倍晋三首相は布製のマスク2枚を全世帯に配布すると発表しましたが、製造や配送の費用に466億円の税金が投じられたことで多くの国民の批判を集めています。 菅義偉(よしひで)官房長官は4月24日の会見でマスクの調達額は約90億円に収まる見込みだと述べ、予算の半分に当たる233億円は予備費での執行を進めるとしています。

前向きな評価は少なく

国内各メディアからはアベノマスク政策を批判する報道が目立ち、インターネット上でも賛否評価が分かれています。政府は拡大防止の初動が遅れたとの批判から、マスク不足の早期解消をアピールする目的で始めた施策でしたが前向きに評価する声は少ないようです。 マスクは医療機関や介護施設に優先的に配布されており、一般の世帯にも速やかに配達しているとしていますが、5月3日現在でも全世帯への配布は完了していません。

マスクの市場流通に一定の貢献?

アベノマスクの全世帯配布の二次的な効果としてマスクの買占めが減り、「転売ヤー」と呼ばれる高値での転売者も少なくなってきました。中には繁華街の通りにマスクを並べてたたき売りをする「転売ヤー」らしき人の姿も見られ、マスクの市場流通は回復の兆しが見えています。

マスクの価格は下落傾向

マスクの価格はここ最近下落しており、新型コロナ感染拡大が勢いを増していた3月の下旬では不織布60枚入りが3,300円、100枚入りが6,000円と通常の数倍の高値で販売されていました。 4月の下旬になり価格は下落を始めており、今月1日医療品価格データを提供する国内データバンクによると、24日時点で1枚78円だった平均単価は29日には66円と15%下落し今後も下落は継続していくと分析しています。

医療用マスクの生産増を狙う

経済産業省は他業種のマスクの生産設備導入支援を行う事業を公募し増産体制の強化を図っており、既にシャープやトヨタ自動車といった工場が生産を開始しています。 シャープでは抽選式での販売を始めており、先月27日の販売には470万人が応募し倍率が118倍以上となる人気でした。また、アイリスオーヤマも6月から宮城県の自社工場でマスクの増産をはじめると発表しています。

一方でなくならないアベノマスクへの批判

アベノマスクの配布は先月17日から始まっていますが妊婦向けのマスクの中にカビているものがあったり、虫や髪の毛が混入しているものが見つかるなど安全性への不安が高まっています。また、布マスクの予防効果に疑問を抱く国民も少なくなく、アベノマスクへの批判は収まる気配がありません。

相次ぐ不良品で生産業者への不満

妊婦向けマスクに不良品が見つかったことで政府は製造時も含め検査回数を増やす対応をとっており、全世帯向けのマスクを納入している3社のうち2社には、納入済みのマスクの検品をやり直すように支持しています。 27日時点でおよそ400の自治体から報告があった不良品の数は約3万枚で、相次ぐ不良品に国民から生産業者への不満が高まっており厚生労働省と調達を担当した経済産業省とで対応を協議しています。

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